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大学ノートはなぜ大学ノートというのか(文具トリビア)

大学ノート多目的な利用を想定したノート。上部に見だし欄と日付記入欄がある他は横罫線のみで基本的にマス目はない。中学生高校生大学生などが授業に利用することが多い。一行の高さは、A罫は7 mm、B罫は6 mm、C罫は5 mm、U罫は8 mm、UL罫は10 mm。他に、方眼罫、縦罫、無地などがある。一般的にはB5、あるいはA4サイズのものが用いられる。東京大学の前の松屋という文房具屋で1884年明治17年)に売り出された。当時としては珍しい洋紙(フールスキャップという)が使われ、表紙に細かい毛が入った紙を使用し、庶民にはあまりに高価で帝大生ほど学問が出来なくては使えないということで次第に大学ノートと言われるようになったのが名前の由来と言われている。

Wikipediaより引用)

大学ノートというとあまり高級なイメージはないですが、昔は高級なノートだから帝大生のようなエリートでないと使えないという意味合いがあったのですね。今では東大生が使うノート、のようなキャッチコピーだったのでしょう。

大学進学率が低かった昔の状況が垣間見えます。

フールスキャップ

さて、Wikipediaにある珍しい用紙(フールスキャップ)ですが、どのような紙なのかGoogle先生にイメージ検索してもらいました。

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画像は最近店頭でみるようになった、KUNISAWAのノートのサンプル画像です。

英国人作家コナン・ドイルが19 世紀に発表した推理小説、「シャーロックホームズシリーズ」の中でもイギリスの「フールスキャップ」という紙がしばしば登場します。これが「フールス紙」のルーツと言われています。
フールス紙は、印刷のためではなく、あくまでも書くために作られた大変品質の高い紙となっており、一般によいとされている上質紙よりもひと工程多く、丁寧に漉いて作られています。
皆様がよくご存知の「透かしの入った大学ノート」や「レターセット」など国内唯一の高級筆記専用紙として使用されています。

KUNISAWA公式HPから引用)

このノート、魅力的なんですが、高いなあと思いながら眺めていました。。。

こういった上質な紙を使っていたから高かったんですね。

流石にノートジャンキーでも、80枚1500~3000円のノートを買うのは勇気がいります。

いつかは書き味を試したいものです。

 

KUNISAWA ノート A5 方眼 ソフト GRN-01

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