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マジックインキの商標登録は内田洋行がもっている(文具トリビア)

 

マジックインキ 油性ペン 大型 ML-T1 黒

株式会社内田洋行は、情報システム、教育システム、オフィス構築を手がける専門商社です。

 

この会社、情報システム部門が基盤であり、なぜこのブログに登場したのか疑問に思った方も多いのではないでしょうか?

 

マジックインキと内田洋行の関係性

以下、マジックインキの公式サイトからの引用です。

戦後の混乱がまだ冷めやらぬ1951年、 アメリカの進んだ産業界を視察し、戦後復興に役立てようという目的で「アメリカ産業視察団」の一行がアメリカに向け飛び立ちました。 その視察団の中に当時内田洋行の社長であった内田憲民氏がおられました。 約3ヶ月にわたる視察の間に内田社長が買い求められた色々な商品の中に「スピードライ社」が発売しているフェルトペン先を使った新しいタイプの筆記具がありました。

帰国後に開かれた見本市会場でこれを見つけた寺西長一は、さっそく内田氏にこの新しいペンの研究開発をしたい旨申し出ました。 内田氏の話では、アメリカで新発売されヒットしている新しい筆記具という話でした。

寺西科学工業株式会社公式HPより引用)

 

ここから、内田洋行が商標登録権をなんと今でも所有しているようです。

 

マジックインキの商標権は、内田洋行が所有している[3](登録商標 日本第505150号ほか)。同製品本体とパッケージ(紙箱)には、製造・販売元と登録商標保持者が異なるためか、企業名の記載がない(寺西化学工業の電話番号のみ表示)。

Wikipediaより引用)

 

こんなに長い間違う会社が商標権を保持してるのも珍しいですねー

今でも二つの会社に交流はあったりするのでしょうか。

 

なお、マジックインキはあまり日常生活で使うところを見なくなりましたが、意外なところ、F1のタイヤへのマーキングで使われています。

ascii.jp

 

F1と縁深い文房具、というのはなかなかないのではないでしょうか。

もし内田洋行の社員の方と話す機会がありましたら、アイスブレイクのネタになるかもしれませんね。