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「有線派におすすめのUSBハブ」クランプ式「400-HUB065BK」 レビュー サンワサプライ

マジで何かとワイヤレスな世の中です。なぜこんなにも世の中は有線を嫌悪するようになってしまったのか。
日本の有線愛好家の皆様におかれましては、猫も杓子も無線無線とうたう中にありまして、嘆息耐えぬご様子であること想像に難からず、お見舞い申し上げる所存です。
 
無線、ワイヤレス、TWと無線勢力の煽りは日々激しさをましています。無線勢力の猛攻撃ともいえる展開を見る中で、ふと手元にある有線マウスが悔しそうな目をして僕を見ています。
 
「遅延なし!接続安定!安い!」という三拍子が無線に対抗するための有線側の差別点でしたが、敵の技術革新は日進月歩の勢いで、有線側の優位性はどれも失われつつあり、私の手元にある有線マウスもその犠牲者の一人です。今では一部のeスポーツプレイヤーを除いて、使用者はかなり限られたものになっていることは間違いないでしょう。
 

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現在の技術社会はおびただしい数の規格戦争の犠牲の上に成り立ってます。これを我々は決して忘れてはなりませんが、有線もまた敗者側にならんとするのはなんとも心寂しく、USBタイプAのコネクタ部分をなでてやりたくなります。
 
また、機能的な部分とは別に、有線が疎まれ無線がちやほやされる原因の一つはケーブルマネジメント(略してケーマネ)の難しさがあげられるでしょう。
 

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絡まったケーブルを解きほぐす行為は知恵の輪に似ている
有線愛好家からすればケーマネは二桁ポート数くらいまでは庭いじりのようなものですが、一般の方々からすればただただ面倒な作業であることは無理もありません。
特にUSB機器をPCのポート数を超えて複数接続する場合には、将来的な接続の拡張性も含めてUSBハブとケーブルの固定をする必要があることから、高い技量が要求されるのは衆知のことでしょう。
 
さて、ここからが本日の本題ですが、最近手に入れたこのUSBハブはそんなケーマネの問題を解決するソリューションとして、秀逸です。通常のUSBハブは机上に置くことを前提としますが、このUSBハブはクランプと呼ばれる固定用の器具も備えていることからディスプレイの下やデスクの天板などに簡単に固定をすることができます。

 

 機能的には通常のUSBハブと変わらず、一つのUSBポートを4つに分けて利用することができます。また、USB3.1であるためTypeAとしての高速通信にも対応しており、機能として十分です。

 
この製品があると、PCの横に配置されがちなUSBハブの位置を机下などの目立たない場所に配置したり、逆に手の届きやすいディスプレイや天板の手前部分に設置しやすい部分に固定することが出来ます。
 

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ディスプレイの厚さにもよるが、自然な形で取り付けることができる
この接続口を柔軟に移動出来るというのは、他のUSBハブにはない革新的なポイントであり、思わず私も購入してしまった理由です。
 
2018年に発売された商品ですが、従来の銀色に加えて、今年の9月に入ってから新たに使いやすい黒色がラインナップに追加された発売されたことからも根強い支持があることがわかるでしょう。この形に慣れてしまうと、「何で世の中にあるUSBハブはこの形をしていないんだ?」と思うほどに納得感のある形状をしています。
 
デスクトップPCを利用している人はもちろん、デスクでのパソコン作業が多いデスクワーカー、動画・画像などをUSBメモリやSDカードなどで扱うことが多いメディアクリエイターの方にもおすすめです。