はじめに
「ちょっとした出先でもマウスを使いたい」
タッチパッドの使用が前提のmacだとあまり思うことはありませんが、マウスの使用が前提のPCでは付属のタッチパッドが貧弱であることが多く、持ってこなかったことを後悔するときがあります。
家で使っているマウスをそのまま持って行くのもありですが、フィット感を重視すると持ち運びのガジェットとしてはそこそこの大きさに感じてしまいます。
人によっては持ち運び用のマウスを選びたくなるところですが、そうすると、「携帯性を重視した小ささ VS 利便性を重視した適度な大きさ」 というジレンマを感じることになるでしょう。
Cap Clip Proは、出先でもマウスを使いたいユーザへの一つの最適解といえるマウスです。
Cap Clip Pro
このマウスの最大の特徴は、マウス本体とマウスのカバーを組み合わせ、持ち運び時には小さいサイズに、使用時には持ちやすいサイズに直すことが出来るところ。
持ち運ぶ時は小さく、使う時は手のひらフィットサイズに、という先ほどのジレンマを解消しています。この発想は、持ち運び型のボールペンに非常に近しいものを感じますね。
持ち運ぶ際には、キャップの中にマウス本体を収納することができます。
落ち運び時の大きさですが、縦横は名刺サイズ以下、高さはスマホのUSBアダプタくらいのサイズです。
死語になりつつある表現ですが、マッチ箱2つ重ねたくらいの大きさが非常に近いように思います。この大きさであれば持ち運びに困ることはそうないですし、キャップで保護されているので多少手荒に扱っても気が引けることはないでしょう。
また私が着目したのは、使用時のサイズ。実はこのCap Clip 、Proではない普通のCap Clipも以前購入したことがあるのですが、それと比べて少しだけ大きくなっているのです(幅105%、奥行き117%、高さ113%)。
本製品は使用時は通常のマウスと比べても大きさは少し小さいかなという位で、前製品に比べて長時間の使用に耐える製品になっていると感じました。
機能的には、Bluetoothは5.0を採用。ボタンもおまけの「戻る」ボタンもあります。これはエレコムマウスアシスタントという無料のソフトで別ボタンも割り当てられます。横スクロール機能もついて、際だった不満点はありません。強いて欠点を言うとすれば、充電端子についてはType Cを採用してほしかったところ。
またホイールを回した感じは重くガリガリとひっぱっていくような感じ。これは好みもあるかもしれません。
これ以外にもキャップと本体を組み合わせた時のフィット感、ボタンのクリック感、外装の質感など、携帯という目的以外の部分もしっかりと品質向上されている製品と感じます。