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Rollbahn(ロルバーン )について(コラム)

Rollbahn(ロルバーン) 

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新卒入社して、社会人になってから、初めに愛用したノートがデルフォニックス のロルバーンだった。

ロルバーンを選んだ個人的な理由は、色合いが外国の文房具っぽくて素敵だったこともあるが、見慣れてて安いノートだったことも大きかったんだと思っている。

 

最近気づいたが、使っている人が意外と多いノートだ。おじさんもお兄さんもお姉さんも女子高生も使っている(男子高校生はノートなど使わない、と個人的に思っている)。それぞれ結構ファッションも性格も違ったりするから、面白いなぁと感じる。

 

個人的に、有名なノートには特定の層からの根強い人気があると思っている。ノートというカテゴリは万人向けなのだが、その中で頭一つ抜けるには特定層の心に働きかける設計思想が必要なのだ、などと思っている。

 

ロルバーンは、30代以下の男女に合うような感じがする。

これはロルバーンが作っているイメージというよりも、ロルバーンを利用する人から想起されるイメージだから、ロルバーンの中の人からみるとちょっと由々しき事態なのかもしれない。

40歳以降とかになってくると、30歳以下の時よりもメモを取る回数は減る人がほとんどだから、自然とターゲーットも若者になるのかもしれないけどね。

※おっさん向けには、ちょっとポップすぎる見た目がなあ...と思っていたら、カバーも出した。30代以上くらいの購買層も狙っていることがわかる。カバーは喜んだ人は多いのではなかろうか。

 

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さて、ロルバーンは、外見がおしゃれなのももちろん魅力なのだけれども、コスパが良いところが一番大きなセールスポイントだ。無駄な広告費をかけていないから、安く済んでいるのかもしれない。

 

機能的にも、表紙がハードカバー仕様であり、リングノートのメリットとして折り返して利用もできる。後ろにはポケットもついていて500円以下だから、そりゃまぁ売れるわなぁという感じがする。

 

ちなみにいうと、ページも角を取っている。底価格帯のノートだと角を取っていなかったりしてすぐに紙がよれよれになったりするので、ここはポイントが高い。

 

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立ってメモを取ったりする仕事では、これ以上にメモ帳として適してるノートはないのではなかろうか。デスクワークでも折りたたんで省スペースになるから、ことメモという利用場面においては、シチュエーションを選ばないノートだ。

 

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ロルバーンが若い男女に似合う、というイメージを自分が持ったのは、接客でメモをとる・立って上司のメモを取る・肩身を狭くメモを取る等の若いときによくあるシチュエーションにマッチするノートだからかもしれない。

※測量野帳もハードカバーだが、ページ数の関係と切り離しができる気軽さでロルバーン に軍配があがる。

ちなみに、意外と紙質も良い。

同期の女の子も、ロルバーンを愛用していた(確か銀色とか、派手な色だった)。

 

先述のように、ロルバーンはノート一枚一枚に切り取り線がついていて、メモがわりに切り取ることができる。

ちょっとしたメモをつけたい時など、気軽に破って使うことができるのは他のノートにないメリットだ。

ただ、そのせいで使っていると紙がいたんでぴりぴりと切れ込みが入ってくることがあって、重要なメモが取れ落ちないか、不安に思っていたのを覚えている。

これはリングノート全体の宿命なのだが、長期保存という意味では綴じノートの方が安心感がある。

 

使っているときは個人的な好みもあり、細かい不満もポツポツとあったけど、なんだかんだで3冊は使っていたから、愛用していたんだと思う。

ロルバーンを使っていた社会人一年目は、仕事で失敗ばかりだったから、きっと細かいところにイライラした思い出ばかりが残ってるんだろうなぁ、などと当時のことを振り返ってみたりする。

 

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ロルバーンの会社はデルフォニックスという。ドイツ語で滑走路を意味するという。

ずっとドイツとかの会社と思っていたが、実は日本の会社であることを最近知った。

騙された!というよりもやられた!って感じだったなぁ。すっかり外国のノートだとばかり思っていたから。

コクヨとかが機能性にフォーカスして売っていたら、逆にこんなに売れてないような気がする。

興味がある人は、ロルバーンの15周年記念サイトを読んでみるといいだろう(ストーリー|Rollbahn 15th Anniversary - ロルバーン15周年記念特設サイト)。

 

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突然だが、なんとなく人がロルバーンを買うときの様子を想像してみる。

ふらっと立ち寄った文房具屋で、ノートを探したりすることがあるだろう。

たまにはいつもと違うノートを買ってみるか、なんてふらふらしてると、ロルバーン が目に入る。

手にとって見てみる、というよりノートバンドを外したりして弄ってみる(なぜかノートバンドをしていると、とってみたくなる)。

おおハードカバーで、へーポケットもついて、折り返せて、角丸で、ふーん、なんて色々と良さを見つける。

 

ロルバーンは大抵こういう便利なところを(何故か)店頭で大々的にうたってたりしないから、ロルバーンをしばらく触ってみた人は、なかなかいいノートだ、この良さをわかってるのは自分だけなんじゃないか?なんて、錯覚を覚える。

 

これなら立ってても書きやすいぞ、リングの部分にペンも挟まそうだな、ポケットには何を入れると便利かな、なんて実用的な妄想をしだしたらもう違うノートは目に入っていない。ロルバーンを買うか、買わないかという考えになっている。

 

値段をみると、500円以下。値段の捉え方は人それぞれだけど、これくらいの値段なら試してみるか、と思う人が多い(と思ってる)。

そして、購入に至る、のだと思ってるのだけれども、どうだろうか。妄想しすぎだろうか。

 

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ロルバーンはリングノートのなかでは一番コスパが良いため、リングノートを買うときには大抵ロルバーンを買ってしまう。

また、同一製品ながら、色・大きさともにラインナップが豊富で、全く飽きないのだ。

 

ロルバーンの広報の人が聞いたら大変失礼に思うかもしれないが、売ろうとしなくても買う人が機能的なことに自然に気づいて買っていく、そんな魅力的なノートだと思っている。